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傾きを直す方法

地盤沈下による家の傾きを直すには、専門業者による地盤改良工事が必要。ここでは確かな成果を上げている工事を5つほどピックアップし、特徴と方法について簡単に紹介しています。今後不安の無い地盤を作るなら、実施している工法から業者を選びましょう。

家の傾きを直す工法 注目5選

(1) アンダーピニング工法

家の基礎下の土を掘り起こし、地中に家を支えるための杭を埋め込んでいきます。確実に家を支えられる支持層まで届いたら、その杭の上に家の基礎を乗せてしっかり安定させます。

確実に支持層に杭が足を下ろしているので将来の再沈下の危険性は無い上、手動ジャッキでミリ単位の調整も可能。10~15m程度のところに支持層がある土地ならば、3階建ての大きな住宅まで対応できる、万能工法です。

(2) 硬質ウレタン注入工法

1階の床下に潜り込み、基礎の下にとても硬いウレタン樹脂を注入して家を持ち上げます。ウレタンは発泡後15分で最大強度で固まり、以後へたることはありません

ただし、基礎は水平になりますが地盤には何もしていないので、再度液状化したときや、沈下がまだ続いている場合は再び傾く可能性があります。また、お風呂部分が傾いている場合、解体が必要になる場合もあります。

(3) 耐圧盤工法

基礎の横に大きめの穴を掘り、鋼板を敷いてからジャッキアップします。建物を水平にしたら、モルタル等を穴に流し込み固めます。

アンダーピニング工法を小型にした感じで、地盤表面のみが軟弱な場合や、建物が沈下しきっている場合にのみ対応できる方法です。居住したまま工事ができます。

(4) プッシュアップ工法(土台揚げ工法)

建物を基礎から持ち上げて離し、元ある基礎の上に再度基礎を築いてから元に戻します。家をそのまま移動させる「家曳き大工」の技を使うため、家自体の構造には負担をかけません

硬質ウレタン注入工法と同じく、基礎を直しただけなので次回の液状化や沈下が続いている場合は、再び傾いてしまいます。

(5) グラウト注入工法(ハイブリッド工法)

セメント系薬液を地面の3箇所同時に注入し、それぞれの注入量や圧力、深さを調整することで地盤を調整する方法。平面で16箇所以上、立体的には50箇所以上に注入を行うので、細かな歪みにも対応できます。

建物に無駄な圧力が掛からず、不具合が出づらいのが特徴です。施工時も住人はそのまま生活でき、準備・片付け含めてたった8日で完了とスピーディ。施工10年後も地盤は傾かず、地盤が丈夫になると好評です。

いかがでしたか?工法にもさまざまな種類がありますが、何より家の傾きを直す以上、確実に直したいのはみな一緒だと思います。

そこで、このサイトでは「安心・安全・確実な地盤修正方法はどれ?」という特集ページも設けています。

それぞれの工法のメリットやデメリットをしっかりと把握した上で、希望の工法を得意とする優良な地盤改良会社に相談してみることをおすすめします!