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必要な費用

家の傾きを直す工事は、工法によって作業期間、費用、今後の沈下に耐えうる強度などが異なります。一般的には高価・長期間になるほど丈夫でがっしり支える工事となるので、出せる金額と希望する強度のすりあわせを行って、納得のいく工法を選んでください。

工法別コスト比較

工事費は建坪15~20坪、総2階建ての場合で計算しています。費用にばらつきがあるのは、各家によって地盤の条件や必要な素材の量、人員数などが異なってくるためです。実際の工事費用は、信頼できる業者に見積もりをお願いしましょう。

工法 プッシュ
アップ工法
硬質ウレタン
注入工法
グラウト
注入工法
耐圧盤工法 アンダー
ピニング工法
直せる傾き
&基礎
10cm程度
・ベタ基礎
・布基礎
5cm程度
・ベタ基礎
5cm程度
・ベタ基礎
条件なし
・ベタ基礎
・布基礎
条件なし
・ベタ基礎
・布基礎
工事費用
(万円)
200~300 350~600 300~600 500~700 600~1,000
工事期間 2~3週間 1~3週間 1~2週間 2~5週間 1~2ヶ月
修正強度 低い
:次回の液状化で再沈下する
低い
:液状化だけでなくシロアリ被害でも再沈下する
中程度
:地中にセメント層を作るため、セメント層自体が沈む可能性も
中程度
:支持層まで耐圧盤が到達しない地盤には適さない
強い
:地盤の硬い支持層まで鋼管を下ろすので、再びの液状化にも強い

費用が高く、工事期間がかかるほど強度は増す

見ていただいて分かるとおり、費用が安いものは地震による液状化や家の重みで再び沈下する可能性が高く、高い工事費用を払っても不安が残ります。逆に、工事費用が高くなるほどしっかりジャッキアップをして家を持ち上げ、金属などのしっかりした素材で支えるため、安心感は高くなります

硬質ウレタン注入工法やグラウト注入工法などの、地中に何かを注入して家の高さを調整する方法は、工事の際に壊すところも最小限で済み、手軽なように見えます。

が、実はかなり「賭け」的な要素が含まれています。注入した先の状態が確認できないわけですから、どのぐらい注入すれば何mm持ち上がる、というのは未知数。職人の経験に基づく「勘」が頼りなのです。

家の傾きはミリ単位でも体に影響が出てくるため、これらの大雑把な工法はあまりオススメできません。

その点、耐圧盤工法やアンダーピニング工法のように、地中に杭や支えを下ろしてジャッキアップをしていく工法ならばミリ単位の調整も容易

耐震強度の補填にも一役買っており、大きな地震が起こった際にも地面にぽんと置かれただけの住宅より安定し、倒壊する可能性も低くなります。今の家にずっと安心して住み続けたいのであれば、なるべく家が頑丈になるような工法を選びましょう。

「家の傾きを直す工法ランキング」ページでは沈下修正工事をオススメ度順に解説していますので、あわせてご覧ください!