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【コラム】地名で地盤の強さがわかる?

地名はその土地の特徴を表しています。低い土地、水に関する地名がついているエリアは地盤が弱い埋立地だったり、水害が多く軟弱地盤である可能性が!これらのヒントと実際の地質の関係から、東京都内で地盤が弱い地域・強い地域を読み解いていきましょう。

災害時に危ない地名とは

地名の由来には、大きく分けて以下の3つがあるそうです。

  • 地形、地質、植物など自然にちなんで命名
  • そこにあったもの、住んでいた人などに由来
  • 合併や町名変更などで新たに作られたり、復活したもの

自然にちなんだ名前の場合に気をつけたい文字をご紹介しましょう。

  • 低地を意味するもの(谷、窪、沢、下、溝、沼など)
  • 水に関連するorさんずい(池、沢、落、津、洲、浜、江など)
  • 水辺の動植物(萩、蒲、菅、蓮、鶴など)
  • 水辺そのもの(川、岸、橋、堤、港、湊など)

例として有名なのは、渋谷

現在は地下水路になっている宇田川、渋谷川が合流する谷であり、金王坂と大阪上に挟まれた低地です。

また、茗荷谷という駅名がありますね。

こちらは湿気・日陰を好む茗荷+谷ですから、地盤も軟弱なことが伺えます。

市町村合併などにより付けられた、比較的新しい地名ではその地域の情報を読み取ることは出来ませんが、古くからある呼び名などにはヒントが隠れている事もあります。

実際、2014年に起こった広島の土砂崩落した地区は、昔「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」という名前だったのだそう…一目で危険な場所だとわかりますよね。

このように、地名には注意喚起や土地の特性が盛り込まれていることがあります。皆さんがお住まいの地域の名前はどんな名前・由来なのでしょうか?興味深いですね。

東京都内でも地盤の強弱がはっきり分かれていた!

首都圏の地盤は、以下の3種類の地層で作られています。古くて硬い地層ほど頑丈で安心です。

  • 上総層群(三浦層群)
    約200万年前~約100万年前の古くて強固な地盤。締まった泥と砂岩からなります。
  • 洪積層
    約100万円前~2万円前の固い地盤。関東ローム層などもここに含まれて居ます。
  • 沖積層
    約2万年前~現在までに堆積した層。地層が若く軟弱な、黒土の層。

住宅地としても人気の山の手エリアは、上総層群~洪積層がほとんど。地盤が弱い沖積層は、下町エリアが中心です。地震による建物倒壊の危険度を調べた調査では、最も危ない危険度5となった地域が墨田区19エリア、台東区16エリア、足立区14エリア、江東区14エリア、荒川区12エリアとやはり下町方面に偏っています。

そして、多くの方が地盤の弱さを気にするのが湾岸エリア。

このエリアは海抜が低く、とりわけ埋立地は地震で液状化現象が起こったりするので軟弱地盤と考えられています。一方、港区田町は意外と下の地層がしっかりしており、頑丈な地域。一概に湾岸、というだけで懸念は出来ないので、地盤の判断は難しいですね。

ちなみに、設計コンサルタントの方によると、マンションは「安全なマンションは杭が20m以下、そのため、杭が40m以上の物件は避けたほうが良い」とのこと。固い地盤が上にないということは、地盤が弱いことの証明なんですね。

戸建てには関係ない、と思うかもしれませんが、近隣マンションの情報から地盤事情を知る事ができるので、覚えておいて損は無いと思います。